Googleアドセンスは、ブログで収益を上げるための手段として人気の広告サービスです。
アドセンスで稼ぎたいと考えている方は、審査をクリアする方法を必死に調べているかもしれません。
しかし、広告掲載できるようになったあとにも、”守らなければならないルール”がたくさんあることを知っていますか?

・Googleアドセンスの規約って?
・合格したけどTwitterに画像載せちゃダメ?
・違反するとどうなるの?



そんな疑問をアドセンスに2週間で合格した筆者が解説していきます
この記事の内容を、音声で聞きたい方はこちら↓からどうぞ
□Googleアドセンスとは?:
「Google AdSense(グーグルアドセンス)」とは、Googleが提供する広告サービス
□Googleアドセンスの規約とは?:
Google アドセンスには規約があり、アドセンスを適用されるためには、そのポリシーを守る必要がある
□著作権とは?:
「著作権」とは、英語で「copyright(コピーライト)」と言って、作品を創作した者が有する権利のこと
□著作権侵害とは?:
著作物を無断で利用すること
□GoogleアドセンスのNG事項とは?:
① 違反するようなコンテンツ内容にする
② 自分でGoogle アドセンス広告をクリックする
③ 広告クリックを依頼する行為
④ 広告の上につける見出しを変える
□NG行為をするとどうなるのか?:
アカウントが無効になる場合もある
□リスクを回避するには?:
サイト運営者は広告主やユーザー、著作者に迷惑をかけることのないよう、リスクを把握して慎重に行動する
1.Google AdSense(グーグルアドセンス)とは?


「Google AdSense(グーグルアドセンス)」とは、Googleが提供する広告サービスのことです。
運用しているWebサイトに、Google アドセンスが提供する「広告コード」を挿入して広告を掲載します。
広告コードは、サイトの内容にふさわしいと判断する広告を、自動的に掲載してくれます。
サイトを訪れたユーザーが広告に関心を持ちクリックすると、広告掲載の報酬が発生して、サイト運営者の収益になります。
自分のサイトに掲載する広告主を個人で探すことは、不可能と言っても良いかもしれません。
しかし、Google アドセンスを活用すれば、収益をあげるのに最適な広告が自動で掲載されるので、手間いらずで非常に便利です。
表示される広告によって変動はありますが、1クリックあたり30円前後の報酬が相場のようです。
2.著作権とGoogle AdSense(グーグルアドセンス)の規約について


アドセンスを掲載する前には、審査があります。
この審査の通過率は非常に低くなっていて、「何とか通過しよう!」と方法を調べている方も多いかと思います。
しかし、アドセンスに通過した後にも、ブログで収益を上げたいブロガーが知っておくべきことはたくさんあります。
2-1著作権の侵害について
「著作権」とは、英語で「copyright(コピーライト)」と言って、作品を創作した者が有する権利のことです。
文章、イラスト、画像、写真、音楽、動画など、たくさんの著作物が著作権の対象となります。
そして、この著作物を無断で利用することを、「著作権侵害」といいます。
他人の著作権を侵害した場合には、著作権者から侵害行為の停止や損害賠償を請求されることになります。
さらに、他人の著作権を侵害したことについて刑事上の処罰を受けることになり、罰金刑や懲役刑を課されることにもなってしまいます。



サイトに使用する画像は「フリー素材」サイトのものを使いましょう
引用する場合は、以下のポイントに気を付けましょう。
◇引用符(“”)で囲う
◇出典元(サイト名、URL)を明記
2-2 Google AdSense(グーグルアドセンス)の規約について
Google アドセンスには規約があり、アドセンスを適用されるためには、そのポリシーを守る必要があります。
Google アドセンスの規約は、公式ヘルプやポリシーページに記載されています。
しかし、そこに記載されている内容は、初心者にとって非常に分かりにくいものになっています。
そこで、絶対にやってはいけない事項をNG集として、簡単に整理してみました。
NG① 違反するようなコンテンツ内容にする
Google アドセンスはコンテンツの内容を厳しくチェックしていますが、コンテンツは記事だけではありません。
コメント欄や外部リンク、アフィリエイトリンクも含まれるので、必ずブログ全体としてポリシーを遵守するようにしましょう。
下記のようなコンテンツは、NGとなるので注意しましょう。
・成人向け(アダルト)コンテンツ
年齢性別を問わず誰が見ても問題ない内容であることが、Google アドセンスの原則になるので、このようなコンテンツはNGになります。
さらに、これに関連するリンクやバナー画像があるだけでも NG になってしまうので、十分に注意するようにしてくださいね。
・知的財産権を侵害するコンテンツ
商標権に違反する偽ブランドの紹介や、著作権や肖像権で保護されている画像や動画の使用にも気をつけるようにしましょう。
これは、Google アドセンス広告を掲載するかどうかに関わらず、通常のブログでも絶対にやってはいけない行為にもなります。
・中傷的なコンテンツ
PVを稼ぐための炎上目的などで、個人や企業を中傷するような内容の記事に広告を掲載することは禁じられています。
そのような内容を記載することは「Google アドセンス広告でNG」という以前に、名誉棄損や侮辱罪で訴えられる可能性があるので厳重に注意しましょう。
NG② 自分でGoogle アドセンス広告をクリックする
自分のブログに設置したGoogle アドセンス広告を、自分でクリックしてはいけません。
収益を目的としたクリックはもちろんですが、テストのつもりでクリックすることもNGです。
自分でクリックした場合は、Google アドセンスサイドで誤クリックと識別されて、収益のカウントから除外されます。
しかし、Google アドセンスサイドは、これらのクリックを無視するわけではありません。
誤クリックの回数が多いなど、悪質だと判断された場合は、アカウントが無効にされる場合があります。
NG③ 広告クリックを依頼する行為
広告の前後などに「クリックしてね!」というようなコメントをつけることや、記事内などでユーザーに広告クリックをお願いすることは禁止されています。
クリックはあくまでも広告主の利益のためにあるので、それ以外の行為だと見なされると、規約違反となります。
Google アドセンスの審査の際にも、ランキングバナーの近くなどにクリックをお願いするようなコメントがあると、審査に落とされる可能性が高くなります。
これは、審査に通った後にも、同じようなクリック誘導をする可能性が高いと判断されるからです。
NG④ 広告の上につける見出しを変える
Google アドセンス広告につける見出しは、日本では「スポンサーリンク」と「広告」しか許可されていません。
読者の注意を惹く目的で、広告の近くに「おすすめ」「注目」など、別の表記をすることは規約違反になります。
また、クリックを促すような「矢印」のデザインをつけることも禁止されています。
さらに、「広告をクリックすると○○ができます」など、クリックすることに対して報酬を提供することもできないので注意しましょう。
Google アドセンスのNGはたくさんありますし、自分で大丈夫と思うような行為でも禁止事項になっている可能性があります。
少しでも疑問に思うことがあったら、規約違反に当てはまっていないかどうかを、すぐに確認するようにしましょう。



SNSにアドセンス画面を載せたり、ブロガー仲間のブログのアドセンス広告をクリックするのも辞めておきましょう
3リスクを回避するには


著作権に関する法律やGoogle アドセンスの規約などは、慣れていない人にとっては、非常に分かりにくく書いてあります。
さらに量も多いので、それらを隅々まで読んで理解しているという方は、少ないのではないでしょうか。
この記事で紹介した NG 例の中にも、「知らなかった…」というものがあったかもしれません。
ブログで収益を上げるためには、広告主・ユーザー・サイト運営者が、それぞれの利益を得ることが必要になります。
そのためにも、サイト運営者は広告主やユーザー、著作者に迷惑をかけることのないよう、リスクを把握して慎重に行動するようにしましょうね。
最後に


さて、今回の記事では、「著作権とアドセンスの規約」について、解説してきました。
ブログを運営する際には、知っておかなければならないリスクがたくさんあります。
これを把握しないでいると、ブログで収益を上げるどころか、重大な損失を被るようなことにもなってしまいます…。
しっかりとリスクを把握して、安心安全に収益を確保できるようにしたいものですよね。
それでは。また別の記事でお会いしましょう!