生理前のイライラがひどくてどうにもならない!
子どもにも優しくできないし、とにかくイライライライライライラしてどうにもならない!
何も手につかない!!もうなんとかして!!
って悩んでいませんか?
筆者は月経過多でピルも飲んでて、抑肝散や半夏厚朴湯、加味逍遙散、当帰四逆加呉茱萸生姜湯などイライラに効くって聞いた漢方を多く試して来ました。
そして、やっっっとたどり着いたのが「桂枝茯苓丸」です。
まだ試していない方に、筆者が子どもの癇癪にもキーキーせずに対応できるようになった漢方最終兵器「桂枝茯苓丸」とはどんな漢方なのか、紹介していきます。
桂枝茯苓丸とは?
効能
比較的体力があり、ときに下腹部痛、肩こり、頭重、めまい、のぼせて足冷えなどを訴えるものの次の諸症: 月経不順、月経異常、月経痛、更年期障害、血の道症注)、肩こり、めまい、頭重、打ち身(打撲症)、しもやけ、しみ、湿疹・皮膚炎、にきび
注)血の道症とは、月経、妊娠、出産、産後、更年期など女性のホルモンの変動に伴って現れる精神不安やいらだちなどの精神神経症状および身体症状のことである。
ツムラHPより
成分
- 桂皮
- 芍薬
- 桃仁
- 茯苓
- 牡丹皮
桂皮(けいひ)
桂皮は、古くから体をあたためる温熱の作用があるとされ、発汗・発散作用、健胃作用を持つ生薬として利用されています。 その他、鎮静、鎮痛、抗菌、血圧降下、覚醒、胆汁分泌促進、抗ストレス効果があると言われています。
芍薬(しゃくやく)
シャクヤクに含まれるペオニフロリンなどの有効成分には鎮痛鎮静・筋弛緩・抗けいれん・血管拡張・抗炎症など幅広い効果が報告されており、筋肉のこり・腹痛・身体疼痛・手足のひきつれ・胃けいれん・下痢などに応用されます。
桃仁(とうにん)
血のめぐりをよくして、腸をうるおす働きがあります。 月経不順、月経痛を治し、便通を整えるのに効果的です。 モモの種子である桃仁は、女性の「血の道症」に多く用いられます。 桃の葉は肌を美しくする効果があり、浴剤に使われています。
茯苓(ぶくりょう)
茯苓の主な効能は「利水滲湿、健脾、安神」で、尿の出をよくして体内に滞った過剰な水分を取り除き、胃腸の働きを助け、精神の安定をはかります。 臨床応用としては、茯苓の利水作用を活かして、水分代謝の障害によるむくみや小便の出が悪いなどの症状に用いられます。
牡丹皮(ぼたんぴ)
ボタンの根の皮を乾燥させたもの。 ボタン科の低木で、春には、白や紅色などの大きな花を咲かせます。 血行を促進する働きがあり、月経痛、頭痛、腰痛などに効果があります。 また、ほてりを鎮め、熱を下げる作用もあります。
どんな人に有効か?
結論から言いますと、体格がしっかりめで顔に血が上りやすい更年期?っぽい感じの女性です。
実証と虚証とは?
東洋医学で、体の状態を診るものさしの一つに「実証」と「虚証」と呼ばれるものがあります。
簡単にチェックすると下の比較表を見比べて、青が多い人は「虚証」、赤が多い人は「実証」になります。
チェック数が半々くらいになる方は、「中間証」と呼ばれます。
筆者のスペック(以下の評価グラフ参照)的に、寒がりではないけど顔色は悪く冷え性で、体格はどちらかというと良いけど胃腸は弱いって実証???虚証???どっちでもないから「中間証」かな?と思って、中間証向きの加味逍遙散を飲んでいたんですけど、あんまり効かないので物は試しと桂枝茯苓丸を飲んだ結果劇的に効いたので、実証だったようです。
注意
以上は個人の経験談になります。
お試しの際は、医師や薬剤師と相談して用法・用量を守り安全に使用しましょう。
